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    2024/03/28

    コンテンツマーケティングの戦略立案プロセスを6段階で解説

    【監修者】株式会社S-fleage 代表取締役CEO 永井雄一

    株式会社サイバーエージェントのアカウントプランナーとして数々の国内⼤⼿企業のデジタルマーケティング戦略⽀援に携わった後、2016年に現在の株式会社S-fleaegを創業。デジタルマーケティング領域は10年以上のキャリア。京都⼤学⼤学院 経営学修士(MBA )取得。同志社大学大学院 商学研究科博士課程 在学。⽇本マーケティング学会 会員。研究の専門分野はマーケティング。

    コンテンツマーケティングでは効果が表れるまでに時間を要するため、戦略的なアプローチが重要になります。しっかりと長期的視点に立ち、データドリブンで戦略立案を進めることで、コンテンツマーケティングを成功に導くことができます。

    本記事では、コンテンツマーケティングの戦略立案のプロセスを6つのステップに分けて解説します。戦略立案に役立つフレームワーク、ツールも合わせて紹介しております。皆様の戦略立案時に役立てていただければ幸いでございます。

    目次

    • 1 コンテンツマーケティングとは?
      • 1.1 コンテンツマーケティング戦略の重要性
    • 2 コンテンツマーケティングの戦略立案プロセス
      • 2.1 1.現状分析
      • 2.2 2.目標設定
      • 2.3 3.ペルソナ作成
      • 2.4 4.カスタマージャーニーマッピング
      • 2.5 5.コンテンツ制作・配信・評価/改善方針の決定
      • 2.6 6.コンテンツマーケティング実施体制の構築
    • 3 コンテンツマーケティング戦略立案をサポートするツール
    • 4 コンテンツマーケティング戦略立案を成功させるポイント
      • 4.1 データ駆動
      • 4.2 長期的視点
      • 4.3 関係部署との調整
    • 5 コンテンツマーケティング戦略の注意点
      • 5.1 戦略ありきではない
      • 5.2 立案の立て直しも必要
      • 5.3 新たなチャネルへの対応
    • 6 まとめ

    コンテンツマーケティングとは?

    コンテンツマーケティングは、顧客に必要とされる高品質なコンテンツを作成・共有することで、ビジネス目標達成を目指すマーケティング手法です。インターネット環境の整備、ビジネスのデジタルシフト、プル型マーケティングの普及などを背景に、コンテンツマーケティングへの注目は高まっています。

    コンテンツマーケティング戦略の重要性

    • リソース最適化
    • 継続性の確保
    • コンテンツの一貫性

    コンテンツマーケティングは長期的な取り組みであるため、戦略立案は非常に重要なプロセスとなります。

    リソース最適化

    予算や人員など、限られたリソースを適切に配分するために、しっかりと戦略を練る必要があります。優先順位を明確にし、重点的にリソースを投下すべき領域を特定します。無駄なリソース消費を避けた、効率の良いコンテンツマーケティングの実現につながります。

    継続性の確保

    コンテンツマーケティングは短期的な効果を求める取り組みではありません。長期的な計画のもと、PDCAサイクルを回しながら、着実に活動を継続させることが重要です。戦略立案でロードマップを描き、進捗管理を行うことで、コンテンツマーケティングに持続性をもたらすことができます。

    コンテンツの一貫性

    発信するコンテンツは、企業の理念やブランディングと一致している必要があります。戦略をしっかりと立てることで、一貫性のあるコンテンツ制作が可能になります。

    コンテンツマーケティングの戦略立案プロセス

    コンテンツマーケティングの戦略立案プロセスを詳しく解説します。

    S-Fleageは現状分析から実施体制完了まで、すべてのステップで専門的なアドバイスと実務支援をさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

    1.現状分析

    現状分析は戦略立案の出発点です。自社のマーケティング活動の現状を分析し、発信情報、媒体の確認、その成果について評価します。また、競合他社の動向も調査し、自社の強み・弱みを把握するといったアプローチも重要です。SWOT分析などのフレームワークを活用すると効率的な分析ができます。

    現状分析に役立つフレームワーク

    フレームワーク名主な特徴と役割分析項目デメリット
    SWOT分析内部の強み/弱み、外部の機会/脅威を洗い出すStrength(強み)Weakness(弱み)Opportunity(機会)Threat(脅威)主観的になる傾向
    5Forces分析競争環境を5つの要因から分析業界内の競合新規参入者の脅威代替品の脅威買い手の交渉力売り手の交渉力定量データ不足で信頼度低下
    PEST分析4つの外部環境を分析Politics(政治)Economy(経済)Society(社会)Technology(技術)内部環境の分析が困難

    「現状分析」のステップでは、自社の業界での強み・弱み、機会と脅威を多角的に捉える必要があります。そこで注目したいのが、SWOT分析、5Forces分析、PEST分析といったフレームワークです。

    SWOT分析は内外の環境を簡便に整理でき、5Forces分析は業界構造の分析が可能です。PEST分析では、マクロ環境の影響を評価します。

    2.目標設定

    売上増加、認知度向上、リード獲得などの具体的な目標を、数値化したKPI(重要評価指標)として設定します。例えば、「1年後に10%の売上増加を実現する」「3年間でSNSフォロワーを1万人獲得する」など、明確な目標と期限を決めることが大切です。MAツールなどを活用すると、進捗管理が効率化できます。

    目標設定に役立つフレームワーク

    フレームワーク名主な特徴と役割デメリット
    KPIツリー目標達成に必要な重要な指標を体系化複雑化
    OKR目標(Objectives)と達成基準(Key Results)を設定目標<達成基準へ懸念
    SMART分析Specific(具体的な)、Measurable(測定可能な)
    Achievable(達成可能な)、Relevant(関連性のある)
    Time-bound(期限が明確な)
    形式的になる懸念

    KPIツリーは、目標達成に必要な指標を体系化します。OKRは目標と達成基準を明確にできます。SMART分析は、設定した目標が具体的で現実的かを分析するのに適しています。

    3.ペルソナ作成

    ターゲットとする顧客層のペルソナ(理想的な顧客像)を作成します。年齢、職業、居住地域、関心事、課題などを詳細に設定し、そのニーズにあったコンテンツを提供できるよう準備します。

    ペルソナ作成に役立つフレームワーク

    フレームワーク名主な特徴と役割デメリット
    ペルソナキャンパスペルソナの詳細情報を網羅的に記載データ不足で独善的設定
    共感マップ(エンパシーマップ)ペルソナの行動・思考・感情をマッピング不確定要素も多い

    ペルソナキャンパスでは、ペルソナの基本属性から価値観、目標、課題までを漏れなく詳述できます。一方の共感マップは、ペルソナの行動や思考、感情に焦点を当てることで、顧客の実態に即したペルソナを描写できます。

    4.カスタマージャーニーマッピング

    ペルソナの購買プロセスや感情変化/課題を特定し、カスタマージャーニーマップとしてビジュアル化します。カスタマージャーニーマップの各項目は作成する担当者によって異なりますが、基本的に顧客状況を示す項目と購買フェーズ項目のマトリクスチャートで表されます。

    カスタマージャーニーマッピングに役立つフレームワーク

    カスタマージャーニーマップ自体がフレームワークとして活用されています。カスタマージャーニーマップのフェーズ項目を企業やビジネスに最適化させれば問題ありません。

    上記例で示したカスタマージャーニーマップには、顧客の「感情変化」項目があります。独善的なものにしないために、アンケート調査や既存顧客からのフィードバック情報を利用しましょう。

    5.コンテンツ制作・配信・評価/改善方針の決定

    カスタマージャーニーマップの各フェーズを参照し、実際に提供すべきコンテンツの内容や形式(テキスト、動画など)、配信タイミングやチャネルなどを決定します。制作の優先順位も決め、マイルストーンを定めて実行可能なプラニングを進めます。さらに、配信後の評価指標(PV、CV率)を具体的に設定し、PDCAサイクルに沿ってコンテンツを改善していく流れも決定します。

    6.コンテンツマーケティング実施体制の構築

    戦略立案の最終ステップとして、実際にコンテンツマーケティングを実施するための体制を整備します。コンテンツの企画、制作、配信、運用と一連の業務を円滑に行えるよう、専門のチームを立ち上げ、役割分担の明確化を行います。また、CMSやMAツールなどはこの段階で選定/導入を図ります。

    重要なのは、PDCAサイクルを継続的に回していけるような体制を構築することです。コンテンツの改善を継続的に行い、成果を最大化できる運用体制を整備しましょう。

    コンテンツマーケティング戦略立案をサポートするツール

    ツール名(a-z順)概要導入効果
    Ahrefs世界的なSEOツール被リンク分析やキーワード調査
    Google Analytics総合的なウェブ解析ツールコンテンツの効果測定
    ユーザー行動の把握
    HootsuiteSNS運用・分析ツールSNSでのコンテンツ配信・分析
    HubSpotマーケティング自動化ツールリードナーチャリング
    コンテンツ配信の自動化
    SEMrush競合分析、キーワード分析ツール競合動向の調査
    コンテンツ企画の参考
    Trelloタスク・プロジェクト管理ツールコンテンツ制作プロセスの一元管理

    コンテンツマーケティングの戦略立案では、データに基づく分析と、効率的な実行体制の構築が不可欠です。Google AnalyticsやSEMrushといった分析ツールを活用して現状を把握し、HubSpotなどでコンテンツ配信を自動化・効率化することができます。

    関連記事:SEOツールのおすすめを一挙ご紹介!

    コンテンツマーケティング戦略立案を成功させるポイント

    • データ駆動
    • 長期的視点
    • 関係部署との調整

    コンテンツマーケティング戦略をより着実なものにしていくためには、自社で入手したデータを最大限利用し、長期的な視点に立って取り決めを進めていく必要があります。また、戦略立案の前段階として、関係部署との調整も重要です。

    データ駆動

    コンテンツマーケティング戦略立案では、現状分析から実施体制構築までデータドリブンで進める必要があります。理由のない予測や勘に頼るのではなく、しっかりとした根拠に基づいた戦略立案を追求します。マーケティングデータ、ユーザー行動データ、競合分析データなど実際のデータを用いることで、コンテンツマーケティングはより確度の高い取り組みとなります。

    長期的視点

    戦略立案においては、数年先を見据えた長期的な視点が重要になってきます。単に今四半期の数値目標を立てるのではなく、ブランド価値の向上や顧客体験の最大化といった、より大きなビジョンを持って、戦略立案を進めましょう。長期視点に立って戦略を練ることで、一貫性のあるコンテンツマーケティングが実現できます。

    関係部署との調整

    コンテンツマーケティングの戦略は、マーケティング部門だけでは立案できません。エグゼクティブクラス、営業、製品企画など、様々な関係部署と緊密に連携を取る必要があります。戦略立案の前過程で、関係部署間での調整を行い、全社的な合意を得ることで、部署間の垣根を越えた協力体制を築くことできます。

    ————————————————-

    株式会社メタバース総研では、メタバース活用を戦略立案と実行の両面から支援するメタバースパートナーです。企業向けコンサルティングやビジネス特化型メタバースメディアの運営で培った知見を活かし、成果に繋がる戦略・企画を策定しています。各領域の業界代表企業とのパートナーシップを構築し、経験豊富なクリエイターやエンジニアが戦略立案から実行までを並走してリソース不足を解決しております。詳しくはWebサイトをご確認ください。

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    コンテンツマーケティング戦略の注意点

    • 戦略ありきではない
    • 立案の立て直しも必要
    • 新たなチャネルへの対応

    コンテンツマーケティング戦略は立案をして終わりではありません。データ駆動でブラッシュアップした効果的な戦略も時代と共に有効性が薄れていく場合もあります。コンテンツマーケティング戦略の存在自体を守るのではなく、柔軟な意見をもって改善していくことが大切です。

    戦略ありきではない

    コンテンツマーケティング戦略自体が目的化してはいけません。戦略は、顧客のニーズや課題に基づいて策定する必要があります。顧客のニーズや課題を理解し、それらを解決するためのコンテンツを提供することが重要です。柔軟に顧客の反応を見ながら、戦略を調整していきます。

    立案の立て直しも必要

    コンテンツマーケティング戦略は、一度確立したら永続的に機能するわけではありません。外的環境の変化に応じて、常にリライトしていく必要があります。テクノロジー、トレンド、社会的価値観の変容、人事(マーケターの入れ替わり)など、様々な要因が戦略に影響を与えます。これらの影響を組織としてモニタリングし、適切なタイミングで戦略を修正していきます。

    新たなチャネルへの対応

    デジタル領域では、常に新しいチャネルやプラットフォームが生まれ続けています。コンテンツマーケティング戦略を立案する際は、既存のチャネルだけでなく、新たに台頭するチャネルにも注目する必要があります。新しいチャネルに早期に対応することで、競合他社に先んじて顧客リーチを広げることができます。

    まとめ

    コンテンツマーケティングの戦略立案は、長期的な取り組みであるコンテンツマーケティングの成否にかかわる重要なプロセスです。戦略立案をしっかり進めることで、社内リソースの最適化、継続性の確保、配信コンテンツの一貫性確立へとつながります。

    以上、コンテンツマーケティング戦略立案のプロセスを6つのステップに分けて解説させていただきました。S-Fleageは企業に合わせたコンテンツマーケティング戦略の立案を支援いたします。フレームワークを用いた現状分析からペルソナ作成、コンテンツマーケティングの実施体制構築まで、しっかりとサポートさせていただきます。ぜひ、お気軽にご相談ください。

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