2022/12/11
目次
SEOキーワードとは、Googleなどの検索エンジンで、ユーザーが検索をする際に入力する検索語句のことです。ユーザーが検索しゆるキーワードを正しく設定することでサイトの流入率や自社の商品の生産性を上げることに繋がります。検索からユーザーをサイトに集客させるためには、SEOキーワード選定は一番といっていいほど重要な作業です。 SEOキーワードの対策を念入りにすることでユーザーの求める情報やニーズを理解することができます。
SEOキーワード選定はこのような流れで進めていきます。
1. サイトの目的を把握する
2. キーワードの候補を出す
3. キーワードを拡張する
4.キーワードの検索ボリュームを把握する
5. キーワードを絞り込む
6. 優先順位を決める
7. コンテンツ作成
まずはサイトを作成する自社の目的をしっかりおさえておきましょう。どのようなユーザー像でどのようなサイトを実現したいのかの方向性やゴールを定めておくことが必要です。ここが曖昧のままだと、対策するキーワードの優先順位もバラバラになってしまいます。しっかり確認しておきましょう!
まず最初に軸となるキーワードを洗い流していきます。はじめは思いつきでも構いません。いくつか候補に出したキーワードを自社のビジネスにおいて関連性の高いキーワードであるかを中心に考えていきましょう。
例えば、「広告代理店」の会社であれば、
・「Webマーケティング」
・「Web広告」
・「SEO」
・「リスティング広告」
などのキーワードが挙げられます。
自社の顧客になりうるユーザーを想像し、そのユーザーが実際に検索しそうなキーワードを考えることがポイントです。
次に候補で出したキーワードが実際にユーザーが検索しゆるキーワードであるかの調査を行い、キーワードを広げていきます。
拡張する方法として以下の3つが挙げられます。
1. Googleサジェスト
2. 関連キーワード
3. ツールを使う
Googleサジェストとは検索欄にキーワードを入力すると表示される部分です。Googleが検索したキーワードに関連した他のキーワードを提案し候補を出してくれます。Googleサジェストでは、検索したキーワード以外にユーザーの検索意図(何を求めて検索しているのか)を確認することができます。
関連キーワードとは検索結果画面の一番下に表示されるキーワードです。関連キーワード
は検索結果画面のサイトを開き検索結果画面に戻ると表示されます。過去に検索されたキーワードやその検索頻度、そのキーワードに関連性があるものなど、Googleのアルゴリズムにより自動的に表示されています。ユーザーが他に検索しているキーワードを確認することができるため、キーワード拡張に繋がります。
外部のツールを使うと、キーワードの拡張が効率的かつ容易に行うことが可能になります。
キーワード拡張ツールの代表的なものとして無料ツールである「Googleキーワードプランナー」があります。今回はキーワードプランナーを使いながらツールを使ったキーワード拡張方法をご紹介します。
キーワードプランナーは登録すれば誰でも無料で使用できます。
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
ログイン/新規登録したら「ツールと設定」メニューから「キーワードプランナー」を選択します。
「新しいキーワードを見つける」で先ほど候補として出したキーワードを入力します。
「結果を表示」を押すと、その他のSEOキーワードを提案してくれます。
関連性の高いキーワードから順にキーワードの候補を出してくれるため、キーワード拡張に非常に便利です。これらを参考しながら、自社のサイト目的にあったキーワードを選んでいきます。ここでは候補としてあげるため多く選んでも問題ありません。
<無料>
・ラッコキーワード
・Googleトレンド
https://trends.google.co.jp/trends/
・Yahoo!キーワードアドバイスツール
・Googleキーワードプランナー
<有料>
・ahrefs
キーワードの候補を出す際に一緒に確認したいのが、検索ボリュームです。
検索ボリュームとは、Googleなどの検索エンジンで1ヶ月の間にそのキーワードが検索された回数を示します。そのキーワードが1か月にどれくらい検索されたのかを確認することが出来ます。検索ボリュームを把握することで需要のあるキーワードを対策できるようになります。Googleキーワードプランナーでは月間平均検索ボリュームが同時に調べられるため活用すると便利です。
<ポイント>
検索ボリュームが大きすぎる場合は注意が必要です。検索ボリュームが大きければ大きいほど、競合相手が多く競争が激しいため上位表示されにくい場合があります。
最初のうちは、100〜1000以内までの検索ボリュームで対策をすることがおすすめです。
次に、対策するキーワードを絞り込んでいきます。
実際にそのキーワードを使って記事を書くことをイメージし、その記事が自社にとって成果に結びつくものかを考えながら絞り込んでいきます。
また、絞り込んだキーワードを実際に検索し、上位表示されているサイトを観察することで競合相手の把握やユーザーの求める情報、自社との適合性などが分かります。
絞り込んだキーワードを自社で対策するための優先順位を決めていきます。
優先順位を決める際のポイントは、
1. 自社のコンバージョンにつながるキーワードである
2. 検索ボリュームが小さすぎない(100~500あたりがベスト)
3. 競合性がある
4. 自社ならではの独自性・専門性を活かせるトピックである
などの点を考慮しながら優先順位を決めていきましょう。
対策したいキーワードが決まったら、記事を作成していきます。
記事の書き方に関してはこちらで解説しておりますので、ご覧ください。
<SEOに強い記事の書き方とは?>
Yahoo!知恵袋を使って自力でキーワードを集める方法があります。知恵袋の検索欄にキーワードを打ち込むとそのキーワードに関連したお悩みが表示されるため、自社の対策したい内容と関連性が高いQ&Aをチェックすることでユーザーがどのような悩みを持ち、どのような言葉選びで相談しているのかを把握することができます。
Yahoo!知恵袋などを活用し自力で集めることによって隠れたキーワードを見つけることができます。「ツールなどでは出てこないがユーザーが必要としている需要のあるキーワード」を見つけ出すことが可能になります。
SEOキーワードは自力で集めると、やはり時間と労力を費やすことが懸念点です。無料ツールなどを使い、さらにキーワードを深めるイメージで自力でもキーワードを探してみるといいかもしれません。
キーワード選定は一度やればそれでいいというわけではありません。対策したキーワードは適時見直しましょう。検索ボリュームでも触れたようにキーワードの需要は月間によって変わってきます。ユーザーのニーズやトレンドに変わりはありますから、定期的にツールなどを使って見直すことが大切です。
「キーワードの入れ方」に関してはこちらの記事を参考にしてください。
キーワードの見直しによっては記事のリライトが必要になる場合もあります。SEO対策でのリライトとは、すでに公開した記事を再度見直し、記事内に不足している情報や記事の書き換えを行うことで記事の利便性をアップデートすることをいいます。特にタイトルやメタディスクリプションタグの見直しをするだけでもSEO効果が高まりやすいです。
「Googleサーチコンソール」などのツールを使ってサイトの流入率などを調べることが出来ます。適宜見直して必要であればリライトを行いましょう!
<Googleサーチコンソール>
https://search.google.com/search-console/about?hl=ja
今回はSEOにおけるキーワード選定についてご紹介しました。キーワード選定で大事なことはユーザーが実際に検索しゆるキーワードを把握することです。主観で決めるのではなく実際にキーワードを検索した際の検索結果画面や検索ボリュームなどを見て自社の成果に繋がるキーワードを見つけ出すことが大切です。正しいキーワード選定をマスターすればSEO対策の効果が各段に上がります。ぜひこの機会に正しいキーワード選定を活用してみてください。